明石市魚住町で輸入車やスポーツカーに特化したトータルショップ。
WONDER four AUTOMOTIVEです。(以下ワンフォア)
早速ですが、皆さんはエンジンオイルを3000kmほどで交換されていますか?
え!?3000km?メーカー推薦は1万kmだし!早すぎない?と思ったそこのあなた!
エンジンオイルについて少し知ることで、その考えも変わるかも知れませんよ!
今回はMOTULオイル取扱店のワンフォアが皆さんにエンジンオイルについてちょこーっと説明させて頂きます。
エンジンオイルの役割について
まずエンジンオイルの役割についておさらいしていきましょう!
エンジンオイルには主に5つの役割があります。
それは潤滑、密封、冷却、洗浄、防錆の5つです。
エンジンは多数の金属部品で構成されています。そこで金属同士が擦れ合うと摩擦により焼けてしまいます。そのため、潤滑効果のあるエンジンオイルが必須となるのです。
それと同時にエンジンは燃料を爆発させて動力としていますから、当然熱を持ちますので、オイルが金属部品に張り付くことで冷却効果も発揮しているのです。
燃料が燃えると必然的にススなどがでます。これが永遠に溜まっていくとエンジン内部は汚れが蓄積していってしまう為、それをエンジンオイルが取り込む事でエンジン内を洗浄してクリーンに保っています。
また、冬などは家の窓に結露が発生するようにエンジン内部にも結露が発生します。水分が金属にずっと触れていると錆の原因になってしまいますがオイルが金属を覆うことで錆を防止しています。
最後に少し難しいのですが、エンジンにはピストンとシリンダーというものがあります。
シリンダーの中をピストンが通っている訳ですが、ある程度の隙間がないとピストンはシリンダーの中で動くことができません。
しかし、その隙間は塞がないときちんと圧縮や爆発ができないのでその隙間をエンジンオイルが密封しているわけです。
このようにエンジンオイルが無ければそもそもエンジンは正常に動作しないですし、すぐにぶっ壊れてしまいます。
エンジンオイルは車にとって最も重要であると思って頂けましたら幸いです。
エンジンオイルを3000kmで交換する理由
3000kmでオイル交換は早いのか?
答えはNOです。
正確に言えば日本では3000kmくらいでの交換を推薦します。
これはオイルを売りたい!とかではなく車をベストな状態で保つためです。
メーカーの推薦するオイル交換時期はあくまでオイルの限界目安と考えていただいた方が宜しいかと思います。
なぜわざわざオイルの限界目安をユーザーに伝えるかというと、3000kmと伝えると維持費が高い車と思われるからでしょう。
実際1万キロも走ったオイルは物凄く汚くドロドロになります。
こちらの動画は分かりやすく説明されています!
普段の掃除と同じで、長い間汚れが蓄積したところは掃除が大変ですし、全ての汚れを取りきれません。
キッチンの油汚れや紅茶を入れたカップを放置した時みたいに汚れを取るのが大変なのです。
エンジン内部には結露が発生すると防錆効果の説明時に言いましたが、エンジンは冷えたあとに熱を持つと結露が発生し、通常それらの水分は走行で蒸発するのですが水分が蒸発するまでに30分程かかると言われています。
日本では移動距離が短かったり信号が多いため、どうしても水分が残りがちになります。
エンジンオイルは水分と混ざると急激に劣化する為、エンジンオイルが充分な効果を発揮できなくなります。
そのため、できる限り早くエンジンオイルを交換する必要がでてくるのです。
普段オイル交換を早めに行う車とそうでない車では将来的なコンディションが大きく変わってしまうのです。
また、汚れの溜まったオイルはエンジンの抵抗となるので、燃費の悪化や性能の低下等を引き起こします。
これらの理由でエンジンオイルは早めに交換を徹底する必要があるのです。
まとめ
以上が3000kmでオイル交換を行う理由でした。
オイルの役割や性質を知ることで、オイル交換の重要性がはじめて分かります。
なかなかオイルについて深く考えることも少ないと思いましたので、今回は記事にしてお伝えしてみました!
輸入車等になるとオイル量も多い車種も結構ありますが、そこだけは忘れず必要経費だと思って頂ければと思います。
高いオイルを長い間つかうよりも、そこそこのオイルを短いスパンで交換する方がエンジンには優しいです。
もちろん、ハイパワーな車種は例外ですが、、、(泣)
ワンフォアでもMOTULの高性能オイルを揃えておりますので、オイル交換はいつでも大歓迎いたします。
それではエンジンオイルについてでしたー!