米経済専門メディアCNBCは5日、フォルクスワーゲンの経営陣と監督委員会(理事会)がポルシェ上場の可否を最終決定し、これを近く発表する予定だと伝えました。 フォルクスワーゲンは2026年までに520億ユーロを投入し、電気自動車を開発する予定です。このような状況でポルシェ上場は資金調達に大きく役立つものと見られてます。
金融情報会社レフィニティブによると、ポルシェの企業価値は600億ユーロ~850億ユーロ(約8兆円~12兆円)と推算され、 ポルシェが上場を通じて850億ユーロの企業価値を認められることになれば、ドイツ史上最大規模であり、1999年以降欧州で最大規模となります。
フォルクスワーゲングループとポルシェが上場計画を公式化する時点は、今月末か来月初めになる見通しです。 ただ、経営陣や監督委員会の意思決定や証券市場の状況展開によって、上場が遅延または取り消される可能性があると関係者は伝えました。 欧州証券市場の低迷や物価高、ロシアの欧州ガス供給中止によるエネルギー大乱への懸念など、対外悪材料があるのも変数となっています。
ドイツ自動車協会によると、今年の欧州内の完成車顧客引渡し台数は前年比4%減少すると予想されており、新型コロナウイルス以前の水準で、売上回復が期待される状況ではないです。
フォルクスワーゲングループとポルシェ側は、今回の上場日程について論評を拒否しました。
以上、明石市のポルシェ専門店、WONDER four AUTOMOTIVEでした。